弥生会計05以降の「使いこなそう!弥生会計」のページ


前期仕訳の参照

弥生会計05から前期の仕訳を参照できるようになりました。「あれっ???以前からできたよ。」と、すぐに気がつきますね。

弥生会計04までで前期の取引を参照するときは、データファイルを切り替える必要がありました。データファイルを切り替えるため、参照した仕訳を何かにメモして、当期のデータファイルの切り替えなおして取引を入力するという作業でした。弥生会計05からは、データファイルを切り替えることなく前期の仕訳を参照することができます。つまり、取引入力中であっても前期の取引を参照することができます。前期の仕訳を参照するためにウィンドウも子ウィンドウの一つですから、仕訳伝票や現金出納帳のウィンドウと並べて開くことができ、「Ctrl+Tab」などのキーボード操作で切り替えることができます。

それでは、実際の作業を紹介しましょう。

「帳簿・伝票」メニューから「前年度仕訳日記帳」を選択します。
メニュー

前年度仕訳日記帳の子ウィンドウが表示されます。
前期仕訳帳ウィンドウ

当期の仕訳日記帳と並べて表示してみましょう。
並べて表示

このように、当期の仕訳日記帳も前期の仕訳日記帳も子ウィンドウですので、「Ctrl+F6」または弥生会計05から対応した「Ctrl+Tab」キーで子ウィンドウを切り替えることができます。データファイルを切り替えることなく参照することができるため、取引入力の効率がよくなります。

なお、参照できるのは、仕訳日記帳形式だけです。取引行などをダブルクリックしても、その取引を入力した振替伝票などへジャンプするとこはできません。仕訳は、表示された「前年度仕訳日記帳」の伝票NOなどを参考に振替伝票などで入力された取引を推測するしかありません。

あくまで参照なので、取引を修正できないようになっています。これは、弥生会計04までのような操作より、誤って修正してしまう危険性を回避できます。


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