皮膚用保湿保護剤(SPM液)の塗り方
  Skin Protector Moisture Liqid(皮膚を保護し潤いを与える液)

SPM液の成分・・・・成分表
Al、K、Na、Cl、SO4、C、H、Oの水溶性ミネラル成分
私のアトピーがまだ酷かった頃、いろいろ試した中でよく効いたものです。
保湿性が高く、炎症も少なく、安全な液です。
温泉の効能表にある様な成分です。イオンになっていない成分も含まれています。
ステロイド、プロトピック、抗アレルギー剤、かゆみ止めなど薬効のある薬は入っていません。

一日に何度も重ね塗りしても大丈夫です。
目の周りにも塗れますが、誤って目に入った時、しみる場合がありますが、水で洗ってください。
口の周りにも塗れます、少々なめた程度では問題ありません。味が渋いので幼児が進んでなめることはありません。

皮膚用保湿保護剤の用途

1.SPM−Y液
濃度及び効果はほぼH液と同等。薄い保護皮膜を形成。顔など皮膚が薄く赤い時に適しています。SPM液の薄め液と組み合わせると幼児から化粧水、アトピー肌まで最も広範囲に使用できます。幼児の場合Y6液から始め、あわてず効果を確かめながら一週間毎に徐々に濃くしていく。薄め液としてはSPM液の薄め液が便利です。SPM液の薄め液で自分に合った濃さに薄めて使用。冬の乾燥した時期に適しています。ドライヤーで乾かすと早く乾きます。保存:冷蔵庫では1年

  SPM−YJ液(ジェル)
Y液をジェル化しジェルの皮膜によりY液の効果を高める。衣服との擦れ防止

2.SPM−Y6液:幼児、敏感肌用SPM液
Y液100g、SPM液の薄め液500gを混合した液。原液の6倍希釈相当。
幼児や敏感肌で皮膚の状態の悪いときにしみない程度の濃度に調整。
初めてSPM液を塗るときに使用。SPM液に慣れる為の液。

3.SPM−Y3液:幼児、敏感肌用SPM液
H液100g、SPM液の薄め液200gを混合した液。原液の3倍希釈相当。
幼児や敏感肌で皮膚の状態が若干改善された状態で使用。より効果が高く、しみない程度の濃度に調整。
Y6液で改善された肌に効果を重視して塗る。

4.SPM−K液:幼児の掻き崩しの防止、保湿、接触性アトピー、衣服との擦れ防止。
かなり強い皮膜を作り、掻いても直接皮膚の傷が付きにくい、Y液より厚い皮膜、痒みが軽減、H液またはY液を塗って乾いた後に薄く塗る、皮膚の強化、しみない、ジェル状で塗りやすい。保存:冷蔵庫で2ヶ月、冷凍で6ヶ月

5.SPM−H液
アトピー肌、乾燥肌の保湿保護に使用する。
3倍程度SPM薄め液で薄めて使用しても十分効果がある。肌のケアにはこの位が良い。
荒れた肌には染みない程度(3〜10倍)に薄め液で薄めて使用する。若干染みても我慢する。
薄める目安は塗った後に肌が赤くなって痒みが出ない程度が良い。
液を薄め液で薄めると早く乾きます。保存:冷蔵庫では1年

この皮膚用保湿保護剤(SPM液)は皮膚に保護を形成することによって継続的にアレルゲンを断ち、保湿効果でアトピーの自然治癒を助ける効果があります。ステロイドの炎症を抑えることとは全く違う効果です。また、皮膚をみずみずしく保つことによりしわを防ぎ、皮膚の老化防止に効果があります。特に肌の乾燥による痒みには効果があります。塗った直後痒みを軽減し、その後保湿効果で長時間痒みを軽減します。衣服との接触による皮膚炎を軽減します。化粧の前に使用すると、その上にする化粧によるかぶれ、肌荒れを防止します。

塗布方法
手の平に取ってバチャバチャと塗るのが最も早い塗り方です。風呂上がりに少し水分が乾いてから塗ると効果的です。霧吹きなどの方法もありますが衣服や回りに散って付着してしまいます。患部に適量の塗布をするには刷毛で塗ります。もちろん塗り方は自由ですので自分の好きな方法で行って下さい。毎回容器に必要分だけ出して塗布し、刷毛と容器は毎回水で濯いでください。そのままにしておきますと肌の雑菌が残りますし、薄め液が蒸発して濃度が濃くなってしまいます。赤ちゃんや顔にはコットンに浸みこませてポンポンと付ける感じでもいいでしょう。ベタベタにたくさん塗ればいいというものではありません。適度な量は乾いた後さらっとした状態になるくらいで十分です。乾燥肌の方は塗っていない部分に比べ肌がみずみずしい状態に保たれます。見た目に塗っていることが殆ど分からない肌そのもののように見えます。状態の良い肌には殆ど染みることはないのですが、荒れた肌、掻きむしったり、ひげ剃り跡のように細かい傷のある肌にはやはりかなり染みます。が暫くするとなんともなくなります。ドライヤーを使用して速く乾かすとしみている時間が少なくできます。液の効果を期待される方は多少痛くても我慢して塗って下さい。何回も塗るうちに前に塗った保護液がアレルゲンだけでなく塗る液に対しても保護効果を発揮しますから染み方はだんだん少なくなると思います。初めて塗る方、痛みがひどい方はSPM−H液を10倍くらいまで適宜薄め液で薄めて塗って下さい。塗布後蒸発するにつれて濃度は濃くなります。何度も繰り返し塗ると効果も高くなります。また、容器に取って暫く放置してから塗ると染み方も軽減されます。水溶性のステロイド(クリーム)を極薄く塗ってからSPM液を塗るとステロイド単体より使用量が少なく効果が倍増します。

塗布時のしみ方を低減させる薄め具合
幼児の掻き傷のある肌や脱ステリバウンド中の肌など敏感肌には8倍以上、赤みがある程度は4〜6倍、原液ではかなりしみる方は2〜3倍、少々染みる程度の方は我慢して原液を塗る。SPM液の薄め液で薄めて下さい。手の平で手早く薄めに塗ってドライヤーなどで早く乾かすのがコツです。幼児の場合熟睡しているときにサッと塗ってしまう方法もあります。冬など冷蔵庫から出したSPM液を刷毛などで塗るとひやっとしてとても冷たいのでいやがられます。少量を手の平にとって温めてからスキンシップで塗って下さい。

保存
室温でも十分ですが、長期間の場合は冷凍庫または冷蔵庫で保存。液が蒸発しない蓋のしっかりした瓶で保存。半年以上かなり長期になる場合は冷凍庫で保存。30度以上になる場所は避けて下さい。
Y液は気温の低い部屋では白く濁ることがあります。液の変質には関係ありません。25℃以上の部屋に暫く置くと透明に戻ります。

1998年に作ったSPM液(H液)です。9年前の物ですが目薬の容器に入れ、夏も冬も室温にずっと置いたままの状態でした。付けてみても特に変質した様でもなく、かえってしっとりとして付け心地が良くなっています。SPM液(H液、Y液)は特に保存を気にしなくても室温で一年以上使用できます。

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誤飲用
 材料は食用または外用に使用される物ですから毒性はありません。液はにが渋く幼児が好んで飲むようなことはありません。

副作用
 10年以上使用していますが副作用に関する事は気付いていません。

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