SPM液の保湿保護作用によるバリア強化と自己治癒力の促進

1.ステロイドやプロトピックは皮膚を治す作用が無い
2.湿潤療法(新しい傷の治し方)・・・自己治癒力はすごい!
3.SPM液の保湿保護作用によるバリア強化と自己治癒力の促進

1.ステロイドやプロトピックは皮膚を治す作用が無い、それをマニュアル的に使用する医者はアトピーを治せない。

これまでの治療は皮膚のアレルギーを抑えることばかりを考えられていて、アトピー皮膚を治すという考えが薄かった。
考えてみると、今更ながら、ステロイドやプロトピックは皮膚を治す作用がないのに治療に使われていることがたいへん疑問に思えます。
ステロイドやプロトピックはアレルギーを抑え、炎症を少なくする作用があります。
つまり、そういう優れた薬の作用でしばらくの間表面の炎症が少なくなるように作用します。
しかし、実際には、炎症した皮膚が治る薬効作用が無いので治っていません。
また、ステロイドをしばらく継続することによってかえって悪化すると言う弊害(副作用)があります。
強いステロイドを長期間使用すると、皮膚の深い所の新しい皮膚を作る部分に影響を与え、良い皮膚ができなくなる事により、それが表面に出てくる3ヶ月後には皮膚の表面は重症なアトピー皮膚になってしまうという重篤な副作用があります。
そしてそれから脱ステしてもなかなか正常な状態には戻りません。
ステロイド症の皮膚は、皮膚を作る部分が薬害により損傷してしまって、まるで火傷による深い皮膚損傷と似ている様に見えます。
アトピーの医者は皮膚科であるが、マニュアル的に出される薬はステロイドやプロトピックが殆んどです。医者としては早く結果を出すということが求められるのですが塗っても塗っても治らないと言う事は良く知られている事実です。
栄養や生活の改善からアトピーを治すという処方はなかなか出せる医者はいない。

2.湿潤療法(新しい傷の治し方)・・・最近の傷の治し方も変わってきている

最近、傷の治し方も変わってきているようで、体液を乾かさず、かさぶたを作らないようにすると3日位で傷が治ってしまう湿潤療法という治療の方法があります。実に早くきれいに治るようです。それは体液には新しい皮膚を作る作用があるため自己治癒力により自らの皮膚が早く再生するためです。
サランラップのような完全に密封した高湿度の皮膚は強度のかゆみが発生し、ふやけて弱く、掻くととても破れやすい。サランラップは伸縮性が良くなく、バリバリとして皮膚に痛い。
バンドエイドのキズパワーパッドの説明書を参照してください。
インタネットでも多くの説明があります、以下のキーワードで検索して見てください。
  傷を治療する方法・・・・湿潤療法 密封療法 ラップ療法 うるおい治療

キズパッド1.jpg (67851 バイト)キズパッド2.jpg (51683 バイト)

3.SPM液の保湿保護作用によるバリア強化と自己治癒力の促進

皮膚のバリアを強化し、適度な保湿をするSPM液は、皮膚の表面を保護して痒みを減少し、バリア作用でアレルゲンが入りにくい、傷に似たアトピー皮膚の自己治癒を促進し、その結果、皮膚の治りが早い。
表面乾燥、バリア強化、皮膚内保湿
表面は乾燥状態であるため皮膚は強く、強く掻いた時に破れにくい。
バリアにより接触や気流、乾燥等による表面の影響が伝わりにくく、かゆみの発生が少ない
バリアを強化し、炎症が起きにくい
内部は適度な保湿でかゆみの発生も少なく、自己治癒を促進する。

皮膚再生の基本的考え方

滲出液は皮膚を再生するために出る・・・皮膚を治そうとしている
アトピー皮膚の角質はボロボロスカスカ・・・バリア強化が効果的
ワセリン等の保湿剤で蒸れた皮膚は掻き壊しに弱い・・・表面が乾燥状態にすると掻き壊しに強い
バリア作用強化・・・アレルゲンが入りにくいので炎症が起きにくい、表面のかゆみの発生が少ない
バリアによる皮膚内保湿・・・湿潤療法的作用で傷と類似したアトピー皮膚が早く治る
創傷を治療する方法・・・アトピー皮膚は創傷、傷を治すことと同じ
新しい皮膚が再生してくるのを待つ・・・3ヶ月
皮膚は3ヶ月間の累積として層状にできて来る・・・良い皮膚が表面に出てくるまでには3ヶ月かかる。
ガサガサになって剥けている皮膚は、次に新しい皮膚が出て来る。これを何度か繰り返し徐々に良くなって行く。
良い皮膚ができるように常に努力が必要・・・栄養、睡眠、運動
ビタミン、ミネラルの多い食事、早く寝る(11時)、新陳代謝を高める運動
食事制限によるダイエットはしない・・・運動によるカロリー消費