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さて、
テレビのアナログ放送の終了が近づいてきました。我が家は、先ずは年寄りの部屋のを買い換え(それまでの故障)。そして自分の寝室のを買い換え(地震にて破壊)。茶の間のは昨年春に買い換え(昨年春の国からの何ちゃら金)。
我が家の地域、電波状況が悪く、ノイズだらけの画面でしたが、「テレビって、こんな風に映るの?」って感覚です。
思えば、世の中に「ハイビジョン」なる言葉が出てきたのは何年くらい前だったでしょうか?当時は「写真より美しい画像」とか言って宣伝されたものですが、車より高い値段には・・・・。。。
最近は薄型テレビも安くなってきたとは言え、ブラウン管の頃なら大売り出しでも有れば1万円そこそこで変えたカラーテレビが、今じゃ当時の大型テレビ並みのお値段ですからね。
実家で初めて買ったテレビの値段を聞いたことがあります。13インチの白黒で13万円ちょっと。カラーテレビになった頃もまた値段がドコンと変わったように思いますけど、今また昭和に戻っちゃったの??
最近の動向。どのメーカーのコマーシャルでも、言ってることはたいてい似ていますが、薄型テレビが出てきた頃のコマーシャルも必ず共通点がありました。
「ブラウン管に迫る美しさ」
性能が上がってきたせいでしょうか、最近はブラウン管と比較するコマーシャルは見かけなくなりました。
そういった自虐的なコマーシャルは・・・業界で自粛なんでしょうか。
でも、黒が美しいとか何とかってコマーシャルは生き残ってるようです。結局はブラウン管での画像には至っていないということだったんですよね。
ま、これはパソコンの画面がブラウン管のディスプレイから液晶ディスプレイへと変わった、パソコンの方もおなじ事です。以前なら「ディスプレイならあのメーカーだよ」って定番のが有りましたけど、そのメーカーも今はどうしているのやら。
「ブラウン管に迫る美しさ」の時代の液晶テレビは良い奴で100万、普通ので50万くらいと、「要らない」以外の選択肢が無かったように思いますけど、それでも買う人が居たんだから、格差ってのは今に始まったことじゃない。
ところで、です。
最近流行の映画で3D画像のが有ります。
息子が見てきたと言ってました。「すごかった・・・」だそうです。でっかい画面で、立体画像で・・・楽しいんでしょうね、きっと。
映画だけじゃなく、テレビとかでも業界関係者は「今年は3D元年」などと言って、3Dテレビの投入も騒がれていますし、某メーカーS社は米国で3D専用の放送局を作るとまで言っています。
3D技術はご存じのように、右目で見た画面と左目で見た画面を瞬間的に切り替えながら表示し、見る側はそれと連動したシャッターを持つメガネで左右の目にそれぞれの画像を受け取ることで実現しています。
ここで技術的に問題となるのが、「瞬間的に切り替える」というもの。
ブラウン管ですと、右下隅っこから左上隅っこに向けて電子線を当て、その残像で画像を見せていました
(学校の実験とかNHK辺りの番組で見たこと有ると思います)。1画面分を書き換えるまで、次の映像を書くことが出来ません。ですから、ブラウン管で3Dテレビを作るのは、かなり厳しい。
では、液晶はどうなんでしょう。
実は液晶も画像を表示する原理はブラウン管と同じだったりするんですよね。1点1点の画素をバラバラにコントロールしている訳では有りません。ブラウン管と同様に片隅から反対の隅へ向けて順番に書き換えていきます。
ここで専用放送局を作るとまでは言わないまでも、ひっそりと元気いっぱいな某メーカーP社。彼らは1つ1つの画素をコントロールしつつ画像を表示するプラズマディスプレイという技術を捨ててなかった。
もしも業界が言うように3Dテレビが流行するなら、もちかしたら、テレビ屋さんの売上に大きな変動が有るのかも。
ただね、今のこの不景気&デフレ社会の中で、3Dテレビの流行は無いと思う。
テレビ単体でも5万〜10万円の値上げに繋がるし、なんたって見るために必要となるメガネの予想価格が2万円ほど。
5人家族だったらメガネだけで10万円ですよ。
しかも、目の良い人は良いだろうけど、私のようにメガネを常時使用している人間には、そんな面倒臭い物は価格以前にそれだけで拒否感。
そういった流れに無関心なのか何なのか1台100万円の嘘みたいなテレビを売り出す某メーカーT社。
地道に赤字路線を走り続ける某H社。
他のメーカーには言及するだけの元気無し。
それぞれに、同調する者、我が道を突き進みつつ動向をうかがう者。そういうの見てると楽しいですね。
電気製品や自動車、、、どの業界もそうなんですけど、その業界ごとに「今年はこういったの売りたい」という希望は有る訳です。
それを業界ごとに「今年のトレンド」とか何とか言って「これしかない!」みたいに言います。
でも、選択するのは消費者です。メーカーが何を売りたいか、何で儲けたいかなんて知りませんよ。
ニュースとかでハイブリッド車が売れてると言っても、全体からの比率は僅かなものです
(余談ですが、以前はその車の何が良いのかをコマーシャルとして訴えていたけど、今はどのメーカーも減税しか売り文句が無って、異常だと思う・・・子ども店長でも何でも良いけどさ)。
価格、大きさ、維持費などから、消費者は選択し、普通の車が売れていない訳では有りません。
「前より少しは比率が多くなった」から、マスコミでも何でも騒いでいますけれど。
ってか、マスコミは珍しいことだけに飛びつくのが仕事では有りますけれどね。
どっちみち、まだまだ、消費者の観点からの商品開発、商品評価が出来て無いことの証明なのかも知れません。
ただし、テレビ業界が言うように(言わないか、今さら)、今から真空管&ブラウン管のテレビが市場を埋め尽くすことはあり得まい。
※ ブラウン管での画面表示について補足
ご存じの通り、ブラウン管には画面の後ろ側に電子銃なるものがあり、ここから電子線をブラウン管表面にぶつけます。表面には蛍光体が塗布されており、発光します。電子銃は1つ(カラーテレビですと実際は3つですが)しかなく、画面の端から端までをなぞるようにして、画像を描き出します。よって、白は最強に発光させ、黒は発光させない、といった形で明確な画像を表示できます。テレビをバラバラにしたことが有ればご存じと思いますが、ブラウン管の後ろ側にでっかいコイルが有ります。ここで磁力を発生し、電子線の方向を制御しています。
※ 液晶画面についての補足
液晶とは、普段はバラバラになっている分子が、荷電により一定方向に並ぶ性質を持つものです。釣り用のサングラスのように一定方向の光を遮断させる、的に利用すると、後ろからの光を遮ることが出来ます。画面を細分化し、それぞれの点の光を通す、通さないで画像を描き出します。弱点として一定方向に並ぶ、元のバラバラに戻るといった動きに時間が掛かること。これは初期の液晶テレビに有ったようにフニャフニャした映像となります。何年か前のコマーシャルで動きの激しいスポーツシーンがきれいに見られる、と言うのは、この点をアピールしていたのです。これは今ではほとんど問題は無いと言えます(年とった自分の目では十分)。もう1つの最大の弱点は、それ自体が発光するものでは無い事。つまり、画面の後ろに光る物(一般的に蛍光管的なもの。最近はLEDを利用する物も出てきました)を置き、その光で画像を表現するしかないこと。薄型テレビですから、その光量には限度があります。また、液晶が整列した状態であっても、そこから漏れる光がゼロでは無い事。液晶テレビが黒を苦手とする要因です。ですので、「黒」を強調するコマーシャルは少ないのです。
ついでですので。。。
※ プラズマディスプレイについての補足説明
ま、そのまんまプラズマですね。つまり雷みたいに電極間での放電での光です。画面全体に微細な電極がたくさんあり、それがそれぞれに放電して光ってる、と思えば宜しいかと。それ自体が発光しますし、それぞれの点をコントロールする形ですので、自由度は高く、使い方次第では今一番売れている液晶より将来性は有るかも知れません。ただし、画面全体で雷が発生しているようなものですから、電気代は液晶より不利です。発熱も不利です。しかし、ブラウン管よりその辺は良い成績みたいです。
※ その他の技術
名前はもう忘れましたが、小さな小さな鏡を数百万個くっつけた物体に光を当て、それぞれの鏡の方向を制御することで画像を描き出す、なんていうのも有りました。実際に映画館で利用されたこともあるようです。しかし、物理的に鏡を動かして、という発想に「将来は無いだろう」と推測しましたが、はい、確かに今は噂を聞く機会も有りません。
有機LE、無機LE
まだ研究開発段階といったところですが、有機LEについては、一部の商品に製品化された物も有ります。現段階のネックは、寿命と大型化。前に使っていた携帯電話の画面が有機ELでしたが、違和感も何も有りませんし、それ自体が発光する物質ですので、鮮やかさは素晴らしいです。ただ、数年で買い換えるような商品ならともかく、テレビのように10年以上も使うには、まだまだ研究が進んで欲しいところです。もし液晶以上の寿命が確保され、40インチとかの大きさが実現できれば、液晶テレビは存在しなくなるのではないでしょうか。
ちなみに私、興味がないんで見たことは無いですが、知り合いが有機ELを採用したパチンコ台に偉く感動してました。それくらいです。
もう1つ。某メーカーS社が何年か前に10インチほどの有機ELの試作品を展示会に出していました。それは話題にはなりましたが、製品化されていないのは、やはり技術的な困難さを語るものでしょう。
幻灯機
絵を描いた紙の後ろから蝋燭の炎を当て、その光で描かれた画像を映し出します。記憶だけを頼りに言うならば、後にフィルムを使い、シーン毎に画像を変えながら保育所の先生がお話しする。。電気式紙芝居ですな。もちろん、それは滅多に見せては貰えず、普段は「また?」と言う感じの紙芝居。。。。あ、昭和30年代ですけど、何か?
って、もう、やめましょっかね。。^_^;
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