沖のウスバエ(オキウス)は上り潮が絶対条件だが、ポイントによれば下り潮、または、潮のあまり動かないときでも渡れば確率が高い。60センチクラスは数えるのがばからしいほど釣れており80センチオーバーのクチジロも期待できる。毎年3月頃より釣れ始め、4月中旬から5月の中頃までがよく釣れる。いったん釣れ始めると大型がまとまって釣れるのがこの磯の魅力である。
オキウス(表)のポイントの磯際を沖に向かって海溝が走っており、その最深部の磯際に大きな岩が寄り添うように鎮座しておりその周辺がもっとも良いポイントとされる。また沖向きに磯根が壁のように張り出しておりこの磯一番のポイントはこの壁の底に餌をはわせる事である。上り潮は裏から表沖向きに濁流のように流れ、表のポイントは上り潮のワイが沸き上がって、鏡潮となる。オモリは40〜80号を用意する。沖に向かって右側の竿が一番ポイント。タナトルで27〜25、沖に向かって走る磯根の壁を釣る。大型の確立が一番高い。中央の竿は、タナトルで20、鎮座する岩の沖側の壁を釣る。15で岩の上を釣っても良い。左側の竿は、タナトルで15壁を釣る。引き潮で潮が正面から突っかけるときは、最高のポイントに衣更えする。
オキウス灯台向けポイントは、本潮が比較的ゆっくりと流れるときが最高である。灯台向きに20メートルくらい投げてそのまま沈める。潮が早いと釣りにならない。