今週のメッセージ 2000.1.2

「初め」と「終わり」

 

 新年の最初ですから、聖書のいちばん初めを開いて見ましょう。次のような言葉で始まっています。

  • 「初めに、神は天地を創造された。」(旧約聖書・創世記1:1)
  • これは天地万物の始まりが神に拠っていることを告げています。

    次に、今度は聖書の最後の書の最後の章を見てみると以下のような言葉に出会います。

  •  「見よ、わたしはすぐに来る。わたしは、報いを携えて来て、それぞれの行いに応じて報いる。わたしはアルファであり、オメガである。最初の者にして、最後の者。初めであり、終わりである。」
  • (新約聖書・ヨハネの黙示録22:12,13)

    これは、この人類の歴史と世界の終わりが神のさばきによってきちんと締め括りがなされることを告げています。

    聖書の旧約と新約の区分けは主イエス・キリストの来臨に拠っています。そこでキリストの来臨を告げる新約聖書の初めにある福音書を開くと次のような言葉が出ています。

  • 「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。...言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。」(ヨハネ1:1,14)
  • この「言」とはキリストのことです。キリストこそ、実はすべての「初め」と「終わり」に関わる方、そしてあの最初のクリスマスに人となってこの世に来られ、見えざる神を啓示され、かつわたし達のために救いを成し遂げられた方なのです。

    今年もご一緒にこのイエス・キリストに注目してみましょう。必ずあなたの存在と生に確かな根拠と希望を見出せるはずです。

     

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