今週のメッセージ 2000.4.23

キリストの復活の事実性

 

「神はこのイエスを復活させられたのです。わたしたちは皆、そのことの証人です。」(新約聖書・使徒言行録2:32)

今日はキリストの復活を記念する「イースター」(復活日)です。

“キリストが復活した?この科学文明の時代にまだそんな非科学的なことを信じるの?ナンセンスだよ!”と一蹴されそうです。

ちょっと待って下さい。あれから20世紀を経た今日でも、冷静な目を持って見回す時、その事実を裏付けるものがいくつかあります。

まず第一は、キリスト教会の存在です。もしキリストが復活されなかったとすれば、キリスト教会は生まれなかったはずだからです。

第二は、日曜日の礼拝の存在と日曜日の休日制です。キリスト教会が日曜日を礼拝の日としているのは、キリストが週の初めの日、すなわち日曜日に復活されたことを記念してのことです。決して休日で都合が良いからではありません。そもそも日曜日が休日となったのも、その昔、ローマがキリスト教を国教にしたところに起源を持っているのです。

第三は、聖書の中にキリストの復活が事実として記録されていることです。冒頭の引用句は、誕生して間もないキリスト教会が、世に向かって語ったメッセージの中のものです。キリストの復活の事実の証しが、初代教会のクリスチャンの証しの中心的内容でした。

その他にも、たとえば使徒パウロが1世紀の中頃、ギリシャのコリントの教会に宛てた手紙には、復活のキリストを目撃したその頃の生存者の存在が記されています。でっち上げた偽りであったなら、聖書にはならなかったはずです。

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