今週のメッセージ 2000.6.18

お父さんがハッピーになる道

今日は「父の日」です。

あと半年余りで21世紀を迎えようとしていますが、今世紀の間に、「お父さん」という存在も大きく様変わりしました。

今世紀初頭、否、中頃までは、家庭にあって「お父さん」という存在は、一家の大黒柱として確固たる位置を占めていました。お父さん自身も、一家の家長としてまた養い手としての自負心と責任感を持って生きていました。

今はどうでしょう。一家を養う責任は相変わらずその肩に重くのしかかっていますが、1週間の労働の疲れを癒すべく新聞とテレビでゴロゴロしていようものなら、妻からは粗大ゴミのように疎んじられ、子どもたちからはだらしのない存在のように見られかねません。また、男女平等を盾に家事・育児の分担を求められ、子どもたちからは友だち感覚で遊び相手になってくれることを求められます。お父さん受難の時代?かも知れません。(少々お父さんに肩入れし過ぎたかも知れませんが...)

お父さんがハッピーになる道はないのでしょうか。

お父さんが単独でハッピーになる道はないようです。なぜなら、お父さんはひとりでお父さんになっているわけではありません。パートナーとしてのお母さん(妻)なしでは考えられないからです。また当然、子どもたちとの関わりも抜きにはできません。子どもたちがあってお父さんなのですから。

つまり、お父さんがハッピーになる道は、妻と子どもたちとの関わりの中で、なのです。是非、新約聖書『エフェソの信徒への手紙』5:21~6:4を開いてみて下さい。また最寄りの教会に出かけてみて下さい。