今週のメッセージ 2001.5.27

キリストの昇天

新約聖書の中の使徒言行録と呼ばれる書の最初の方に次のような記述があります。

「イエスは苦難を受けた後、御自分が生きていることを、数多くの証拠をもって使徒たちに示し、四十日にわたって彼らに現われ、神の国について話された。......こう話し終わると、イエスは彼らが見ているうちに天に上げられたが、雲に覆われて彼らの目から見えなくなった。すると、白い服を着た二人の人がそばに立って、言った。『ガリラヤの人たち、なぜ天を見上げて立っているのか。あなたがたから離れて天に上げられたイエスは、天に行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになる。』」  (使徒言行録13911

「苦難」とは主イエスがかかられた十字架の死のことを指しています。

「生きていることを、数多くの証拠をもって使徒たちに示し」とは、その死からの復活を四十日間にわたり、数々の確かな証拠をもって示されたことを告げています。

「彼らが見ているうちに天に上げられ」とは、主イエスが昇天されたことを伝えています。そして実は、先週の木曜日はその昇天記念日でした。

最後の「またおいでになる」とは、いつの日か、わたしたちを迎えるべく、主イエスが再び来臨されることを約束しているのです。

キリストの昇天の出来事は、キリストが天において、今もわたしたちの為に執り成しの祈りをささげて下さり、そこから再びおいでになってわたしたちを天に携え上げて下さるという、大きな希望を与えてくれるのです。