今週のメッセージ 2001.6.3

ペンテコステ

 
「ペンテコステ」って何?と問われる向きも多いかと思います。日本語では「聖霊降臨日」と呼んでいるキリスト教会の三大祝祭日の一つです。その他に、一般的にもよく知られている「クリスマス」、そして「クリスマス」程は知られていないけれども、「ペンテコステ」よりは知られている「イースター」があります。前者はキリストの降誕を祝う日、そして後者はキリストの復活を祝う日です。
クリスマスは1225日と固定されている祝日ですが、イースターは春分点(321日頃)の後の最初の満月の後の最初の日曜日ということで、毎年移動します。ペンテコステはイースターから50日目となっていますので必然的にこの日も移動します。そして実は今日が今年のペンテコステの日なのです。大分前振りが長くなりましたが、そんなわけでこの話題を取り上げた次第です。
聖霊降臨といわれても雲を掴むような感じがなさっているかも知れません。聖霊は天に帰られたキリストに代わって降臨された神なるお方です。聖霊のお働きを実に多様性に富んでいて、わたしたちと密接な関りを持たれる神なのです。わたしたちはこの聖霊の助けによってはじめて聖書も理解できるようになれるし、またキリストを知ることも可能にされるのです。従って、この聖霊の助けを仰ぐことが大切なことになります。キリストは聖霊について以下のように言われています。
 「あなたがたの中に、魚の代わりに蛇を与える父親がいるだろうか。また、卵を欲しがるのに、さそりを与える父親がいるだろうか。このように、...自分の子供には良い物を与えることを知っている。まして天の父は求める者に聖霊を与えてくださる。」(新約聖書・ルカによる福音書1111~13