今週のメッセージ 2001.6.10

親とは?家族とは?

一週間早い話題ですが、次の日曜日は「父の日」です。5月第二日曜日の「母の日」は大分前から定まっていました。やがて「父の日」がないのは不平等ということになり、それではと6月第三日曜日を「父の日」と制定することになったようです。仕方なく付け足されたような感じです。ひがみでしょうか。

加えて、どうも最近は「父親」とか「夫」といった男性方が劣勢になり、反対に「母親」「妻」の女性方が優勢の傾向があります。ひがみでしょうか。

博報堂生活綜合研究所というところが「家族」について調査・分析したデータがあります。1988年と10年後の1998年の2回、1200家族をサンプルとして全く同じ項目について、家族の実態や家族についての意識が10年の間にどのように変化したかを調べたのです。そしてその結果、「平等化」「個人化」「妻権化」「女系化」「緩系化」「合理化」の六つを「家族の6代潮流」と呼んでその変化を表現しています。

「妻権化」「女系化」等は「父」・「夫」族には大いに気になるところです。「妻権化」とは、妻の発言力が強化されたことを表わしています。「女系化」とは、例えば、「妻は夫の墓に入る方が良い」の項目にハッキリ「ノー」と言う妻が増えてきたこと等を示しています。

今、親とか家族のあり方が新たに問い直されている時代と言えます。「母親」や「妻」の勢いに気圧されてしまいそうなところが無きにしも非ずですが、来る617日(日)は、「父の日」に因み、聖書の中に、「親そして家族とは」を問う時を持ちたいと思っています。御来会を歓迎いたします。

“如何なる世俗の歴史におけるよりも、聖書の中には、より確かな真 理が存する。”(ニュートン)