今週のメッセージ 2001.10.28

「はじめ」と「おわり」を踏まえて

「アメリカは、各国、各地域の文化や人間の生き様に敬意を表し、世界を支配しているという奢りを反省すべき時期だと思う。戦いのときは敵か味方かだから、いまアメリカにこんなことを言っても耳に入らないが、心ある者はしみじみ考えるようになりますよ」。

先週の25日付の朝日に掲載された『テロは世界を変えたか』における元首相中曽根氏のことばです。

同時多発テロ、そして最近は炭疽菌事件とテロとの関りが世界注目の重大問題となっています。そうした中、朝日は、「『新しい戦争』は、世界を、日本をどう変えるのか」をテーマに政治家や識者に聞き、今後随時掲載するようです。その皮切りが中曽根氏というわけです。

ここへ来てやっと、テロの根本原因を考え、世界が、日本が、そして自分自身がどう変わるべきかを考えようとする気運が出て来たようです。

わたしたちの教会では、昨晩から「どう変わるべきか」に関する光を聖書の中に尋ねる特別集会を開いています。

人間存在とその生に関わる重要問題を問う時には、そもそも「はじめ」(始源)はどうだったのか、そして、その「おわり」(終末)はどうなるのか、を知ることがまず大切です。それを踏まえた上で、今のあり方を的確に定めることが出来るのです。次の聖句は、その「はじめ」と「おわり」について確かな真理を明らかにして下さるお方がおられることを宣言しています。

 「神である主、今おられ、かつておられ、やがて来られる方、全能者がこう言われる。『わたしは、アルファであり、オメガである。』」

(ヨハネの黙示録1:8)

 今こそ、最寄りの教会で聖書のメッセージを聴かれるようお勧めします。