｢はっきり言っておく。人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない。｣（新約聖書・ヨハネによる福音書３：３） これは主イエス・キリストのことばです。このことばを聞いたニコデモという人は、当時ユダヤ社会で指導的立場にあった人物ですが、主イエスに対して反論しました、歳を取った者が、どうしてもう一度母の胎内に入って生まれ直すことなどできましょうか、と。 すると主イエスは再び言われます、｢はっきり言っておく。だれでも水と霊とによって生まれなければ、神の国に入ることはできない｣（同5節）と。 いきなり聖書のことばの連発で恐縮ですが、変革を求められる神を知っていただきたく引用した次第です。 ニコデモは｢新しく生まれる｣ことを、文字通り“母の胎から生まれ直す”ことと理解したわけですが、主イエスさまの意味するところはそうではなく、人としての内実が新しく変革されることを言われたのです。 しかし、人間そんな簡単に変われるものではないよ、といわれる向きもおありでしょう。確かにその通りだと思います。人間自身の力ではそれは困難、否、不可能です。しかし、神さまなら、それはお出来になるのです。 三度で恐縮ですが、同じく新約聖書に次のようなことばがあります。 ｢キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。｣ （?コリント５：１７） ｢キリストと結ばれる｣ことによって人は新しく変革されることが出来ます。では、どのようにしたらキリストと結ばれるのでしょうか。キリストとあなたを結ぶ絆、それはキリストを信じる信仰です。
今週のメッセージ 2001.11.4
変革を求める神