今週のメッセージ 2001.12.16

キリストの使者の勧め

 

毎年のことですが、わたしたちの教会では子どもたちのためのクリスマス礼拝と祝会の日に先立ち、朝、登校の子どもたちに案内のビラ配りをします。今年は昨日行いました。朝7時に集まり、二手に分かれて近くの小学校二校の子どもたちに配りました。

その中には来年満80歳になる婦人もいました。周りの者達は年令を気遣って、無理しなくてもいいですよと言ったのですが、本人は、来年出来るかどうかわからないから、まだやれる今年は是非、というわけで加わっったのでした。遠州名物の空っ風吹く寒い朝でした。

聖書の教えにはいわゆる功徳といった思想はありません。また、キリストに従おうとする者に対してキリストは、「わたしの後に従いたい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい」と言われます。いわゆる甘言の類はありません。よく教会の案内に、「疲れた者、重荷を負う者は、わたしのもとに来なさい。休ませてあげよう」(マタイ1128とのキリストのことばが書かれています。いざ中に入ってみたら、十字架を背負って従えではずいぶん話しが違うじゃないか、と言われそうですが、看板に偽りがあるわけではありません。そのことばに続いて、「わたしの軛を負い、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたは安らぎを得られる」(同29節)と語られているのです。

その高齢の奉仕者はキリストの軛を負って歩む中で得られる恵みを知っているのです。現代の子どもたちにもその恵みを知って欲しいという一念が、彼女をキリストの使者として早朝の奉仕に駆り立てたのです。

まもなくクリスマス!わたしもキリストの使者として、あなたにもこの救い主の恵みを知って欲しいと思います。是非、どうぞお近くの教会へ!