今年もあと今日と明日を残すだけとなりました。明後日は2002年の幕開けとなります。 何事も最初が肝心。陸上競技、取り分け短距離の100mではランナーはスタートに全神経を注ぎます。大相撲でも立ち合いがすべてと言われます。 また終わりも肝心です。「終わり良ければすべて良し」と昔から言われ、最後の締めもまた神経の注ぎ所です。噺家も最後の落ちが決まってはじめてその噺は完成です。 ところでわたしたちの人生はどうでしょう。はじめの誕生、終わりの死は、いずれもわたしたち自身の手の届かない外にあります。 この世界(宇宙)はどうでしょう。そのはじめ、終わり共、自然科学的な推論はなされてきましたが、その域を出られません。 ということは、わたしたちの人生、また置かれているこの世界共、肝心要のはじめと終わりは、わたしたちの手は届かず、しかも定かでないことになります。 しかし、ここで覚えなければならないことがあります。わたしたちの手が届かないということは、わたしたち自身以外の存在が支配しているということです。聖書はまさにその領域においてすばらしい光を持っているのです。 「わたしはアルファであり、オメガである。」 (ヨハネの黙示録1:8、21:6、22:13) 新約聖書の最後の書「ヨハネの黙示録」にあることばです。創造主にして救い主なる神により、わたしたちの最初には確かですばらしいはじめが示され、また最後にも確かですばらしいおわりが約束されているのです。
今週のメッセージ 2001.12.30
年末年始に因んで