今週のメッセージ 2002.6.9

見えないものに目を注いで生きる

今から4年前、98年8月第3日曜日から毎週一回も休まず続けてきた『今週のメッセージ』が、先々週と先週の2回欠けてしまい残念に思っています。

私事になりますが、先月22日(水)の夜中、胃からの出血による吐血と下血で夜通し寝床とトイレを往復する不測の事態となりました。夜が明け、近くのかかりつけのクリニックに受診、その時点ではおさまっていたので点滴を受けて帰宅、休んだのですが、夜中にまた上と下からイカ墨状のものを排出、その頃にはもう体力も尽きて危険を感じたので、ついに観念して救急車で病院に入った次第です。

11日間の入院生活を経て今月3日(月)に退院してきました。今週からまた『今週のメッセージ』を再開できることを大変うれしく思います。今後ともごらんいただければうれしいです。

入院中に読んだ能と解剖の先生で知られる東大の養老孟司氏の『からだの見方』(筑摩書房)の中に、“中年とはガソリン切れの飛行機だ”とあったのには思わず苦笑してしまいました。これではもう降る一方で夢も希望もなくなってしまいますが、新約聖書に以下のようなことばがあります。

「たとえわたしたちの『外なる人』は衰えていくとしても、わたしたちの『内なる人』は日々新たにされていきます。」(?コリント4:16)

「わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです。」(同18節)

日々新たにされる生き方が、永遠に存続する生があるのです。イエス・キリストの救いはその命をもたらします。最寄りの教会へどうぞ!