今週のメッセージ 2002.8.11

立秋!?

先週の木曜日(8日)は立秋でした。暦の上では秋に入ったわけです。しかし、日本列島は“ヒート・アイランド”と化し、「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる」には程遠く、連日の猛暑が続いています。わたしたちと同じく静岡県西部に位置する佐久間町では、先週の初めなんと最高気温39度を記録しました。

そんな中、立秋の翌日、例の田中真紀子氏の衆議院議員辞職。立秋の涼風どころか一層の蒸し暑さを感じた向きもおありでしょう。あるいは、国家の黄昏の風を感じて侘びしくなった向きもあるかも知れません。田中氏と言えば、一時世論調査では首相候補第1位になったこともあるほどに、国民が国の改革に期待をかけた国会議員でした。その人が公設秘書の給与流用疑惑を晴らせずに辞職するとは、一体、信頼出来る人はいるのか、真実はどこにいってしまったのか、と嘆かれている向きもありましょう。

話しは変わりますが、有名なキリスト教用語に「アーメン」があります。しかし、この語の意味をご存知の方は案外少ないようです。「確かに、真に」がその意味です。この語は主イエス・キリストの称号として用いられています(黙示録3:14「アーメンである方」)。また、キリストが大切な真理を語られる時、前置きとしてこの語を用いられました(ヨハネ3:35「はっきり言っておく」)。そして、説教や祈りに対して同意を表わす唱和の語としても広く用いられています。

イエス・キリストは「アーメンである方」、即ち真理・真実そのものである方です。また語られたその言葉も「アーメン」そのものなのです。真底信頼できるものはどこにもないと思わざるを得ないような昨今ですが、「アーメンである方」がひとり間違いなく存在しています!