今週のメッセージ 2002.9.29

青春の日々にこそ

先週の月曜日(23日)、日本ギデオン協会浜松支部による支部内教会の牧師を招いての集まりがあり、出席しました。

ギデオン協会についてはご存知の方も多いかと思います。聖書のプレゼントを受け取られた方もおありでしょう。そうです、あの聖書贈呈の活動をしているグループです。

活動報告を伺う中で、特に中学校・高校の門外贈呈の担当責任を担っておられる方の報告が気になりました。

まず、憲法が定める信教の自由との関係から、中高生に対する聖書贈呈はなかなかご苦労とのことです。校内では出来ないので校外にならざるを得ないのですが、それとて事前に市の教育長や各学校長の了解を取りつけて行うのです。その際、社会教育という理解の下で校外を条件に了解が得られたり、それは家庭教育の領域で学校としては...と二の足を踏まれる校長先生を説得してやっと校外贈呈まで漕ぎ着けるわけです。

しかし、贈呈された聖書を受け取った生徒さんの中には、どぶに捨てたり、校舎の上階からふざけて落としたりと、勿論、ごく一部の生徒さんとは言え、ギデオンの方々が心傷める心無い光景にも出くわすとのことです。

その聖書の中に以下のような言葉があります。

「青春の日々にこそ、お前の創造主に心を留めよ。苦しみの日々が来ないうちに。『年を重ねることに喜びはない』と言う年齢にならないうちに。」

(旧約聖書・コヘレトの言葉121節)

なぜ「創造主」(神)に心を留めることが必要なのでしょう。それは、創造主こそ、その人の存在と生に確かな意味づけ、方向づけを示し得る唯一のお方だからです。故に、「青春の日々にこそ...」なのです!