今週野メッセージ 2003.3.16

あなたに注がれている眼差しがある!

先週、掛付けの病院で待っている間、読んだ置かれている本があまりにも面白かったので、帰宅してから早速出版社に注文、取り寄せて読んだ。その本は『言いたくて言えなかったひとこと』(医療編)というライフ企画という出版社から出ているもの。タイトルから察せられるように、病院にかかっている患者さんたちの、言いたくても言えなかったひとことが掲載されたもの。ライフ企画が医療に関する短文(60字)を募集したところ、なんと7,481通の応募があり、その中から選ばれた大賞一篇、特別賞四篇、優秀賞十篇、佳作三百四十四篇から成る本です。

大賞に選ばれたのは、次のものです。

治療の不安を医師に訴えた時、「素人のくせに、医者の言う事に逆らうな!」と言われました。私は素人ではなくて、当事者なのです。

(蓮池敦子、主婦、大阪府)

特別賞にこんな文が選ばれていました。

目を見て話を聞いてくれるあの眼科の先生、僕の充血した目には目薬よりも、あなたの瞳が効きました。(高橋千里、学生、石川県)

「瞳」と聞いて次のような聖書のことばが浮かんできました。

 「どこにも主の目は注がれ、善人をも悪人をも見ておられる。」

(旧約聖書・箴言15:3

また以下のようなことばもあります。

 「見よ、主は御目を注がれる、主を畏れる人、主の慈しみを待ち望む人に。彼らの魂を死から救い、飢えから救い、命を得させてくださる。」

(旧約聖書・詩編33:18-19

この主の眼差しは、今もあなたの上に注がれているのです!