今週のメッセージ 2003.11.30

キリスト教会の1月元日

 

今日1130日は、教会暦では1月元日にあたっています。すなわち、本日が新年初日というわけです。教会は、1130日に最も近い主日(日曜日)を待降節と呼ばれる期間の第一主日(日曜日)と定めています。クリスマス・クランツと呼ばれる飾りの4本のキャンドルの、まず1本に火がともり、これから主日(日曜日)を向かえる毎に火のともったキャンドルが1本ずつ増えて行き、4本全部にともると、その週の内にクリスマスを迎えるという仕組みです。

わたしたちは、大体複数の暦をもって生活をしています。社会生活を営んでいる以上、いわゆる一般の生活暦は必要です。お正月、成人の日、ゴールデン・ウイーク、敬老の日等々は生活暦で知るわけです。

学校に通う生徒・学生には学校暦は欠かせません。入学式や始業式、夏休みや冬休み、終業式や卒業式は学校暦に属します。

同じように、キリスト教会には独自の教会暦があり、それに基づいて1年の営みがなされています。

ところで、教会暦の仕組みは、三大祝祭日と呼ばれるクリスマス(降誕日)、イースター(復活日)、ペンテコステ(聖霊降臨日)を中心に、その前後に期間や記念日が設定されています。それらは、イエス・キリストとその福音について大切な事柄を1年のどこかで思い起こし、キリストに対する信仰を整え、深める機会を得られるよう配慮されているのです。

今日が1月元日です。この機会に最寄のキリスト教会に足を運ばれ、1年続けられることによって、すばらしいキリストの福音の恵みに与られることを、心より祈りつつお勧めする次第です。