今週のメッセージ 2004.5.30

聖霊なる神の降臨記念日

今日はキリスト教会では「ペンテコステ」と呼ばれる記念日です。ご存知のクリスマスは神の御子イエス・キリストの降誕記念日。イースターはキリストの復活記念日です。そして本日のペンテコステは、聖霊なる神が降臨された記念日なのです。

クリスマス、イースター、ペンテコステの三つは、キリスト教会の三大祝祭日なのですが、ペンテコステは一般の方には全く馴染みのない日だと思います。そもそも「聖霊」という存在そのものがわかりにくいことにも一因があるのかも知れません。

聖書の「霊」という語は“息”とか“風”とも訳される語です。

“息”は、生きている限り途絶えることなく、ほとんど無意識になされています。従って、その大切さは日頃はほとんど意識されません。しかし、“息”が出来なくなったら大変です。その途端に生命の危機に瀕することになります。“風”も目に見えず、掴み所がない感じですが、木の葉の揺れや肌で吹いているのがわかります。

聖霊なる神も、あまり自己顕示なさらず、しかも、あまりにもわたしたちと深く関わって下さる為、つい認識が希薄になりがちです。しかし、聖霊のお助けがあればこそ、聖書のことばが理解でき、目に見えない神を信じることができ、またイエス・キリストを救い主として告白することが出来るのです。

そして、この聖霊なる神の御導きの御蔭で、キリストの福音が、あのエルサレムから始まって、今や世界中に広まっているのです。

聖霊は、あなたの救いの為に決定的な鍵を握っておられる神さまです。

「天の父は求める者に聖霊をくださる。」(ルカ11:13)