今週のメッセージ 2005.2.20

神は忍耐しておられる!

 

昨今のニュースは、世の中一体どうなってんの?、と思わされるものばかりです。

自民党のある大きな旧派閥が12千万円もの献金を報告書に記載せず裏金にしていた疑惑、西武鉄道の大株主保有比率の虚偽記載問題、いずれもその中心にあった人物たちは記憶にないと白を切ったり、雲隠れを決め込んだり...。ある大都市の行政において財政難を抱えながら、年間180億円も職員の過剰な福利厚生や手当てに支出していたり...。目を世界に転ずれば、京都議定書が発効を見たものの、二酸化炭素の最大排出国である米国は離脱したまま復帰の意志なし。一体、正義や公平はどこへ行ってしまったのかの感を深くします。

しかしそうした時、とかく自分を棚上げし、自分は正義の側と錯覚しがちですが、自分もそうした社会や世界を形成している一員なのです。

その際、正義・公平の神など存在しないと思う向きもあるかと思いますが、神はご自身の独り子イエス・キリストを世に遣わされ、あの十字架において、一方では人間のすべての罪を御子に負わせて罰することによりご自身の義を示され、他方ではその御子の犠牲を以って人間の罪の赦しと救いの道を開いておられるのです。

「主は......一人も滅びないで皆が悔い改めるようにと、あなたがたのために忍耐しておられるのです。」(新約聖書・?ペトロ3:9)

また神は、ご自身の裁きを執行され、御国を完成なさることを確かに約束しておられるのです。

「しかしわたしたちは、義の宿る新しい天と新しい地とを、神の約束に従って待ち望んでいるのです。」(同上3:13)