今週のメッセージ 2005.4.17

神は永遠を思う心を人に与えられた

  『花の詩画展』で知られる星野富弘さんの富弘美術館の新館が昨日オープンしたと『朝日』の広告特集記事が報じていました。群馬県勢多郡東村にある富弘美術館の前の建物は、もともとあった社会福祉会館を改築したものであったため老朽化が進み、この度新美術館の建設となった由。

わたしが富弘さんの詩画でいちばん好きなのは、たいさんぼくの花の絵に添えられた次のような詩です。

 ひとは 空に向かって寝る

 寂しくて 空に向かい

 疲れきって 空に向かい

 勝利して 空に向かう

 

 病気の時も

 一日を終えて床につく時も

 あなたがひとを無限の空に向けるのは

 永遠を見つめよと

 いっているのでしょうか

 

 ひとは

 空に向かって寝る

 旧約聖書の『コヘレトの言葉』に、「神は...永遠を思う心を人に与えられる」(3:11)とあります。つい目先のことに心奪われて日々を過ごしがちですが、「朽ちる食べ物のためではなく、...永遠の命に至る食べ物のために働きなさい」(新約聖書・ヨハネ6:27)と主イエスは言われます。