今週のメッセージ 2005.5.8

「母の日」に因んで

5月の第2日曜日は「母の日」。従って、今年は本日8日がその日です。今年は最も早く「母の日」が訪れる年となっています。

19世紀のイギリスの思想家、歴史家として知られるトマス・カーライルという人が、母親にまつわる次のような言葉を遺しています。

「わたしが何者かであるとしたら、もし何事か為になることをすることが出来るとしたら、それは母の膝に抱かれて習い覚えた聖句(聖書のことば)のおかげである。」

聖書にまつわる有名人の言葉としては次のようなものがあります。

「わたしは、聖書を、これまでに神が人類に与えた最上の贈物と信じる。世界の救い主から発する一切の良きものは、この書を通してわれわれに伝達される。」(アブラハム・リンカーン)

「神と聖書なしにこの世を正しく統治することは不可能である。」

(ジョージ・ワシントン)

「人々のための書物としての聖書の存在は、人類がかつて経験したうちで最も大きい恵みである。その価値を減じさせようとするいかなる企図も人道への罪悪となる。」(インマヌエル・カント)

「いかなる世俗の歴史におけるよりも、聖書の中には、より確かな真理が存する。」(アイザック・ニュートン)

ところで、モーセの「十戒」の第五戒に、「あなたの父母を敬え」とあります。その理由は何か。とかく生んで育ててくれたから、というふうに解せられることが多いのですが、聖書が意味していることはそうではなく、子どもにとって親は神の代弁者だから、ということです。そのポイントで敬われる「母」こそ、神が望まれる母親なのです。