今週のメッセージ 2005.5,15

ペンテコステ(聖霊降臨日)

 

本日は、キリスト教会の三大祝祭日の一つ、ペンテコステ〔聖霊降臨日〕です。ある意味では、クリスマスもイースターもこの日(ペンテコステ)があって初めてその恵みが現実化されると言っても過言ではありません。

神の御子の御降誕を記念するクリスマスは、御子がわれらの為に十字架の死と三日目の復活を以って「罪の赦し、からだの甦り、永遠の命」と告白される救いの御業を成し遂げられた故にすばらしい日となりました。そして、イースターにおいて記念されているキリストの十字架の死と復活は、降臨された聖霊なる神のお働きにより、キリストとその福音の真理が悟られるに至り、すばらしい恵みの出来事と認識されるに至ったのです。

聖霊降臨の意義を予告する言葉として次のようなものがあります。

「わたしが父のもとからあなたがたに遣わそうとしている弁護者、すなわち、父のもとから出る真理の霊が来るとき、その方がわたしについて証しをなさるはずである。」(ヨハネによる福音書15:26)

「しかし、その方、すなわち、真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる。」(同16:13)

また、次のような言葉もあります。

あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、...地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」(使徒言行録1:8)

つまり聖霊は、キリストを証ししてわれらにキリストとその福音の真理を悟らせ、さらに、その悟ったことを今度はわれら自身が他者に証しする力をわれらに付与し、そのようにしてキリストの救いの福音は全世界に広まったのです。そしてペンテコステは、その御業の始まりなのです!