今週のメッセージ 2006.6.11

聖霊・舌・言葉

 

先週に続き「ペンテコステ(聖霊降臨日)」について記します。

聖書がペンテコステの出来事について記している新約聖書の使徒言行録2章の中に以下のような言葉があります。

「...そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話し出した。」(使徒言行録234

「...彼らがわたしたちの言葉で神の偉大な業を語っているのを聞こうとは。」(同11節)

3節で「舌」と訳されている原語(グローサイス)は、次の4節では「言葉」と訳され、さらに後の11節でも同じく「言葉」と訳されています。即ち、聖霊、舌、言葉は密接に関連しているのです。

聖霊が降臨された時、「炎のようなが分かれ分かれに現れ、一人一人の上にととまった」のです。すると、彼らは「聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話し出した」のです。そして、その時語られた言葉の内容とは、「神の偉大な業」でした。

他方、ヨハネ福音書は、「その方、すなわち、真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる」(1613と予告しました。

かくして使徒ペトロたちは、降臨された聖霊により、かねてより主から聞いていた御言葉に対する悟りが与えられ、同時に宣教の言葉とそれを語るを賦与されて語り出したのでした。ここから「地の果て」(1:8)に至る世界宣教がスタートして行ったのです。

聖霊は、あなたにも御言葉を与え、それを悟らせ、かつそれを語るを与えて下さるお方です!