今週のメッセージ  2006.12.31

「アルファ」であり「オメガ」である方

 

本日は、今年最後の日曜日そしてかつ最終日です。このパターンは1995年から96年に移る時もそうでした。キリスト教会では、本日は今年最後の主日礼拝が行われ、年が明けて明日は元旦礼拝が行われます。

そこで、「はじめ」と「おわり」に関する聖書の御言葉をご紹介したいと思います。

「わたしはアルファであり、オメガである。最初の者にして、最後の者、初めであり、終わりである。」(新約聖書・ヨハネの黙示録22:13)

これは聖書の最後の書の最後の章に出て来ることばです。「アルファ」は新約聖書の原語であるギリシャ語のアルファベットの最初の文字で、「オメガ」は最後の文字です。従って、その後に続く「最初の者にして最後の者、初めであり、終わり」と同義です。すなわち主は、すべてに「初め」を与え、かつすべてに「終わり」をもたらす方だというのです。

聖書の書き出しは、「初めに、神は天地を創造された」(旧約聖書・創世記1:1)で、さらに少し読み進むと、「神はご自分にかたどって人を創造された」(同27節)とあります。

聖書の終わりは、「『然り、わたしはすぐに来る。』アーメン、主イエスよ、来てください。」(新約聖書・ヨハネの黙示録22:20)とあり、その後に「主イエスの恵みが、すべての者と共にあるように」(同21節)という祝福の祈りで締め括られています。この黙示録の20章では最後の審判が語られ、次いで21・22章では新天新地の到来と救いの完成が描かれています。これらは再び来られる主イエスによって導入されるのです。

この世界とわたしたち人間存在には、「初め」を与えられる神がおられます!そして神はまたそれらに「終わり」をももたらされるのです!