今週のメッセージ 2007.2.25

最長老信徒を天に送る

 

先週の月曜日、思いがけないかたちで教会の最長老信徒のF兄を天に送りました。F兄の運転していた車の単独事故によるものでした。車は大破、20分位要して車の外から救出された時にはすでに心肺停止状態でした。ドクターヘリで病院へ搬送され、救命治療が施されたのですが、同日の夕、静かに地上生涯を終え、天に召されて行きました。享年79歳でした。信仰暦は58年、わたしたちの教会の最長老でした。

一日置いて水曜日の夕、自宅で前夜式が行われ、葬式は、翌日木曜日の午前に教会で行われました。

F兄のご家族は奥様と二男二女の6人家族。皆がすでにキリストによる救いを得たクリスチャンホームです。

前夜式の後、高熱のため式に出られなかったご長男に代わり次男の方が挨拶されました。“病院に駆けつけ、ベッドに横たわって治療を受けている父を見た時、余りにも変わり果てた姿に涙しました。しかし、今は大丈夫です。父の霊は天の神のもとに憩うているのですから...”と。

葬式の後では無理を押して式に出られたご長男が挨拶されました。“(召される前日の)礼拝で人生は神のテストの期間だとメッセージをいただきました。父はそのテストに合格し、天国行きを許されたのだと思います”と。

あらためて主イエス・キリストの福音の力のすばらしさを覚えたことでした。そしてその福音に生かされている者の恵みを思いました。

「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる。」(新約聖書・ヨハネ11:25)

このキリストのことばが、葬式会場の講壇に掲げられていました。