今週のメッセージ 2007.9.9

キリストと教会とわれら

 

私事になりますが、キリストの教会に関わらせていただくようになってから早や48年余になります。

その間、教会に関する理解と関わり方も大きく変りました。

関わり始めた48年前の頃は、教会というものを、世の中のいわゆる団体、クラブ、サークル、同好会等と似たようなものと思っていました。ただ漠然とクリスチャンたちの集まりといった具合に。また関わり方も、行きたかったら行き、行きたくなくなったら止める。それはまったく自由であると思っていました。

しかし、今は全く違います。

確かに教会はクリスチャンたちの集まりには違いないのですが、その集まりは、個々人の意志や好みに拠るものではないのです。かといって個々人の意志と無関係というわけではありませんが、それは神によってこの世から召し出された者たちの集まりなのです。そこには“イエスをキリスト(救い主)”と信じる信仰が介在しています。そしてそれは聖霊なる神の力に因るのです。

新約聖書の中に教会について次のように教えられています。

「御子はその体である教会の頭です。」(コロサイ1:18)

「あなたがたはキリストの体であり、また、一人一人はその部分です。」

(?コリント12:27)

実に教会はイエス・キリストの体であり、キリストはその頭(かしら)、クリスチャン一人一人はその体の肢体といわれています。従って教会はキリストのいのちの有機体です。故に、キリスト教会所属如何は、その人の霊的生死に関わる重大事なのです。