今週のメッセージ 2007.9.23

教会における交わり

 

最初に教会を訪れる方々の動機はさまざまです。

わたしの場合、最初のキリスト教との接点はアメリカ人宣教師が開いていたバイブル・クラスへの出席でした。動機は生の英語に直に触れたいということでした。神学校時代に、お嫁さん探しが動機だったという先輩がいました。見事にその願いはかなえられ、現在牧師として奉仕されています。

他に聖書を学びたいとか、また交わりを求めて教会を訪れる方もおられるでしょう。

人が集まるところには交わりが生まれます。もちろん教会にも交わりがあります。しかし、教会の交わりは、いわゆるお交わり(フェローシップ)と本質的に違うところがあります。ここに早く気づくことが教会の交わりの真の一員となり、神の祝福に与る鍵となります。

新約聖書の中に次のような言葉があります。

「わたしたちの交わりは、御父と御子イエス・キリストとの交わりです。」(?ヨハネ1:3)

教会における交わりの中心は「御父と御子イエス・キリストとの交わり」です。そしてその交わりは、説教を通じて神の御声を聞き、また洗礼、聖餐という聖なる礼典に与ることの中にあるのです。何よりも父なる神と救い主イエス・キリストとの交わりが教会の交わりの中心であり、その交わりに共に与ることがまた人間相互の交わりなのです。こうした交わりが核となってその周辺に食事を共にする、レクリエーションを楽しむといったお交わりも持たれるわけです。

教会のこの交わりに与る中で、いのち、愛、力、喜び、平安といった恵みに浴する道も開かれて行くのです。