今週のメッセージ 2007.10.7

からだの甦り

 

救い、救いというけれども、キリストの救いとは、一口で表すとするなら一体何か、と問われるなら、それは「罪の赦し」とお答えします。聖書(新約聖書)を見ると、「罪の赦し」が救いの代名詞のように語られているからです(ルカによる福音書24:47参照)。

しかし、「罪の赦し」が救いと言う時、救いが人間のいわば内面的なものに限られて理解される危険があります。

そもそも聖書がいう罪は、いわゆる犯罪ではなく(もちろんそれも罪の中に含まれますが)、神に対する離反です。その結果、死がもたらされました(ロ−マの信徒への手紙5:12)。この死も単なる肉体的死ではなく、全人的死を意味しています。従って、「罪の赦し」の救いはその全人的死からの救いなのです。

救い主イエス・キリストは、このわたしたちの死を背負って十字架で贖いの死を遂げて下さいました。それにより「罪の赦し」の道が開かれたのです。さらにキリストは、三日目に死の墓から甦って下さり、負われたわたしたちの罪とそれがもたらす死に対する勝利を天下に明らかにして下さいました。

このキリストを信じ受け入れるならば、あなたは罪赦されて救いを受けると聖書は約束しています。そしてこの「罪の赦し」の救いは、単なる内面的救いではなく、罪がもたらした死からの救い、すなわち「からだの甦り」(復活)を約束しているのです。

「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる。」(新約聖書・ヨハネによる福音書11:25)