今週のメッセージ 2007.11.4

信仰の生活化

 

「十戒」と聞くと、クリスチャンの方は旧約聖書(出エジプト記20:1〜17、申命記5:6〜21)に出て来るいわゆるモーセの「十戒」を連想されるでしょう。他方、一般の方々はアメリカ映画の「十戒」を想起されるかもしれません。ユル・ブリンナーがエジプト王に、チャールトン・ヘストンがモーセに扮したあの映画です。

「十戒」は十の戒めを指しています。十のうちの最初の4つは、対神に関するもの、後の6つは、対人に関するものです。

最初の4つ、即ち、対神に関する戒めは以下の如くです。

 

第一戒 あなたは、わたしをおいてほかに神があってはならない。

第二戒 あなたはいかなる像も造ってはならない。

第三戒 あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない。

第四戒 安息日を心に留め、これを聖別せよ。

 

まず第一戒において信仰の大原則が打ち出されています。

次いで第二戒においては、大原則が偶像を造る行いの禁止を以って具体化されます。

さらに第三戒では大原則が、神の名の濫唱という言葉における禁止を以って徹底化されるのです。

そして第四戒において、大原則を安息日の遵守を以って生活化すべきことが命じられています。

こうして見ると、信仰は決して抽象的な、また心の中だけのことではなく、生活すべきことであることがわかります。