今週のメッセージ 2007.12.2 教会暦は新年のスタート
本日は教会暦では待降節第一主日と呼ばれ、新しい年の初日です。キリスト教会では今日からクリスマス・シーズンに入るわけです。
巷では一足先に11月頃から電飾のツリーが飾られたりしてクリスマス・モードを漂わせ始めます。そして12月25日を過ぎるや否や歳末モードに変り、それから一週間も経たぬ間に新年モードと、目まぐるしく変化して行く時節を迎えているわけです。
キリスト教会のクリスマス・モードは1月6日あたりまでです。12月25日のクリスマスが終わっても余韻を残します。しかし、わが国では新年が生活の中の重要な節目であることにもあり、それに配慮する必要もあって、クリスマスの飾り付けをそのままというのも難しい面もあります。
それはそれとして、今日から迎えている待降節は、クリスマスに向かって備える期間であると共に、主イエス・キリストが再び来臨される時への備えについて心を向ける時でもあります。
(新約)聖書に次のような御言葉があります。
「あなたがたから離れて天に上げられたイエスは、天に行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになる。」
(使徒言行録1:11)
「以上すべてを証しする方が、言われる。『然り、わたしはすぐに来る。』」
(ヨハネの黙示録22:20)
キリスト教会では、これについて使徒信条という信仰告白において「かしこより来たりて、生ける者と死にたる者とを審きたまわん」と告白しています。いわゆる最後の審判の時の到来です。従って、これに備えることはとても大切なことで、待降節はそのための期間でもあるのです。
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