今週のメッセージ 2008.3.16

子ロバに乗って入城された主イエス

 

本日は棕櫚の主日と呼ばれる特別な主日(日曜日)です。それは昔、主イエスさまが子ロバに乗ってエルサレムに入城され、人々は棕櫚の枝を振り、「ホサナ」と歓呼の声を挙げて主イエスをお迎えした出来事を記念しています。そしてこれは、旧約聖書の中にゼカリヤ書の9章9節に来るべきメシアに関する預言を下敷きに主イエスさまがなさったパフォーマンスでした。以下にその預言のことばを記してみましょう。

「見よ、お前の王がお前のところにおいでになる、/柔和な方で、ろばに乗り、/荷を負うろばの子、子ろばに乗って。」

主イエスの子ロバに乗っての入城は、ご自分が来るべきメシアであられることを、人々に向かって積極的に明らかにされたものでした。

また人々もそれに呼応し、上着を脱いで道に敷き、棕櫚の枝を手に持ち、「ホサナ」と歓呼の声を挙げて主を迎え入れたのでした。

主イエスは白い軍馬に跨り颯爽と入城されたのではなく、子ロバに跨って入城されたのです。それは主イエスがどのようなメシアであるかを表していました。「人の子が、仕えられるためではなく仕えるために、また、多くの人の身代金として自分の命を献げるために来た・・・。」(20:28)とご自身が言われたように、主イエスはまさにわれら人間に仕え、ご自身の命を、わたしたちを贖う身代金として献げるために来られたのでした。そして時も大詰めとなり、十字架の時が押し迫った時、まさにご自身がメシアであられることを、積極的に公にあらわされたのです。それが子ロバに乗っての入城のパフォーマンスとなったのです。その日から6日目にあの十字架でその御業を成し遂げられたのでした。その御蔭でわたしたちに救いの道が開かれたのです。ハレルヤ!