今週のメッセージ 2008.4.13

死で終わることのない生

 

「この病気は死で終わるものではない。神の栄光のためである。」

(新約聖書・ヨハネによる福音書11:4)

上記の聖句は、主イエスさまがかねてより懇意にされていたベタニヤ村のマルタとマリアという姉妹の家から使いの者がやって来て、その兄弟ラザロが病気だと言う知らせを聞かれた時の主のお言葉です。訳によっては、死ぬほどのものではない、治る、といったニュアンスのものもありますが、そうではなく、死、滅びの方向ではなく、神の栄光が顕される方向へと向かうものだという意味合いのようです。

事実、その後ラザロは死ぬのです(14節参照)。そして待ち受けていた姉妹たちは口を揃えて、もし主がここにおられたら、わたしの兄弟は死なずにすんだでしょう、と嘆くのです。その折、主がなさった有名な宣言のお言葉が25,26節にある以下のものです。

「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生    きる。生きていてわたしを信じる者はだれも、決して死ぬことはない。」

その後主はラザロが葬られた墓に出向かれ、「ラザロ、出て来なさい」と大声で叫ばれ、なんと死後4日を経ていたラザロを甦らせる奇跡を行われたのです。

さらに後日、主はわたしたちを罪と滅びの死から贖い出すべく十字架に架かられ、しかし三日目に復活されたのです。

このお方をキリストと信じるならば、その時からあなたは死から命へと移され(5:24)、終わりの日の時には霊の体へと復活し(?コリント15:44)、滅びであるところの「第二の死」(黙示録20:14)を死ぬことはないのです。ここに“死で終わることのない生”があります!