今週のメッセージ 2008.5.11

ペンテコステ

 

神はこのイエスを復活させられたのです。わたしたちは皆、そのことの証人です。それで、イエスは神の右に上げられ、約束された聖霊を御父から受けて注いでくださいました。あなたがたは、今このことを見聞きしているのです。」(新約聖書・使徒言行録2:32,33)

冒頭の聖句は、ペンテコステの日に使徒ペトロが語ったメッセージの1節です。彼は他の弟子たちと共にイエス・キリストの復活の証人だと言っています。さらに復活したイエスが天に上げられ、(父なる)神の右の座にお着きになり、代わって聖霊なる神が降臨されたことを告げています。ペンテコステとは聖霊降臨日のことです。十字架に磔にされたイエスは、墓に葬られました。しかし、三日目に復活され、40日目に昇天されました。それから10日して聖霊が降臨されたのです。ペンテコステという語は50を意味する言葉です。復活から数えて50日目が聖霊の降臨された日だからです。

新約聖書のローマへの信徒の手紙の中に、“霊”も弱いわたしたちを助けてくださいます。わたしたちはどう祈るべきかを知りませんが、“霊”自らが、言葉に表せないうめきをもって執り成してくださるからです。」(8:26)とあります。聖霊は、単なる神のパワーといったものではなく、わたしたちのうちにあって「執り成してくださる」人格的な存在です。また、信仰者の内に内在されるこの聖霊なる神において、主イエス・キリストが、「世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」という約束(マタイ28:20)が現実となったのです。聖霊のお働きは実に多彩で、わたしたちにキリストを証しする力を与えて下さり、またわたしたちが御国の民としてふさわしい者となすべく潔めの業も為して下さいます。ハレルヤ!