今週のメッセージ 2008.11.16

韓国の南北戦争当時、ある一人の兵士がささげた祈り

大きなことをしようと考えて、力を下さいと神様に求めたのに

慎み深く従えるようにと、弱さを授かった。

より偉大なことができるようにと、健康を求めたのに

より良いことができるようにと、病が与えられた。

幸福になりたくて富を求めたのに

賢明であるようにと、貧しさが与えられた。

世の人々の賞賛を得ようと、権力を求めたのに

神様の前にひざまずくようにと、弱さを与えられた。

人生を楽しもうと、ありとあらゆるものを願ったのに、

すべての状況を喜べるようにと、いのちを授かった。

神のみこころにはそわない者であったにもかかわらず、

心の中の言い表せない祈りは、すべて聞かれた。

私はあらゆる人たちの中で、最も祝福されたのだ。

(注)これは、ホン・ヨンギ著「祈りのリバイバル・プロジェクト」の中に紹介されているものです。「韓国の南北戦争」とは、日本ではいわゆる「朝鮮戦争」と呼ばれるもの。1945年、日本の敗戦により日本の朝鮮支配は終わりを告げたが、戦後ただちに朝鮮に進駐した米・ソ両軍が38度線を境に対立、統一国家の建設を著しく困難にした。1948年、南朝鮮の総選挙が行われ、李承晩を大統領とする大韓民国が成立。他方、北朝鮮では同じ年にソ連の支持のもとに金日成を首相とする朝鮮民主主義人民共和国が成立。かくして朝鮮には二つの政府が生まれ、現在に至るまでその対立は続いている。朝鮮戦争はそのような最中で1950-53年、朝鮮半島の主権を巡って勃発した戦争。