今週のメッセージ 2008.11.23

死ぬまでに絶対読もう!

 

先週の新聞の広告欄に、大好評発売中として「文芸春秋」12月号の宣伝が載っていました。主たる内容は、完全保存版、21世紀図書館、読書の達人52人の“死ぬまでに絶対読みたい本”、と銘打ち、勿論52人全員ではなく一部の著名人が挙げているその著者名と書名が出ていました。例えば、新藤兼人・夏目漱石『こころ』、曽野綾子・有馬頼義『赤い天使』、山崎努・ドストエフスキー『罪と罰』、梅原猛・親鸞『教行信証』、小沢昭一・永井荷風『断腸亭日乗』等々。目を引いたのは辻井喬のヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』です。昨今のアメリカ発の世界的経済不況が、元総理中曽根康弘によるならば“倫理なき拝金主義”に因っているということですから、そこでヴェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を選択したのかなと推測したりしました。

それにしても『聖書』を挙げている人が見当たらないと思いながら見ていたら、いました!犬養道子さんです。ちょっとほっとしました。

聖書について主イエスご自身が、聖書はわたしについて証しをするものだ」(ヨハネ5:39)と言われています。また主イエスは、「天地は滅びるが、わたしの言葉は決して滅びない」(マタイ24:35)とも言われています。昨今、地球温暖化問題などで人間を含めた自然界の限界が垣間見えてきた感じがしないでもありません。しかし、天地が滅びることについてはまだ現実味があまり感じられない向きも多いかと思います。しかし主イエスは、「天地は滅びる」と断言されます。そして、しかし「わたしの言葉は決して滅びない」と言われるのです。この聖書を死ぬまでに絶対読んでみませんか?そしてその最良の読み方は、キリリスト教会に出席されながら、クリスチャンと交わりながら読まれることです。