今週のメッセージ 2009.3.9

最も重要かつ新しい掟(2)

 

神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」(ヨハネ3:16)との御言葉に応答し、「心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。」(マタイ22:37)との御言葉に従う生活に入るのが洗礼を受けてクリスチャンになることに他なりません。そして、それはまたその教会の会員になることであり、そのことは同時に神の家族の一員になることでもあります。

するとそこで求められることは、自分の賜物を活かして主に仕え、教会に奉仕すること、そして、キリストとその福音の恵みを証しして伝道すること、という二つという傾向があります。

それ自体は正しいことであり、それはすべてのクリスチャンに求められることです。

しかしそれら二つと同様に求められていることがさらに二つあります。

ひとつは、「隣人を自分のように愛しなさい。」(マタイ22:38)という交わりです。

もうひとつは、「あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」(ヨハネ13:34)との教えが示唆している“キリストに似る者となる”という成長・成熟です。

前述の奉仕伝道についてはかなり積極的に指導されますが、それに対して後述の交わり成長・成熟についてはそれほどでもないという傾向が無きにしも非ずの現実があるようです。しかし、これら二つを欠いては、真の奉仕伝道も成り立たないことを覚えなければなりません。