今週のメッセージ 2009.4.12 わたしたちと共におられる復活の主
〈雪 道〉
主よ
雪道で寒かったでしょう
義妹が作ったお汁粉を召し上がって
冷えたお体を暖めて下さい
あなたと共にいられるだけで
私の心は暖かです
“まばたきの詩人”として知られた水野源三さんの詩です。
水野さんは1937(昭12)年に、信州の千曲川沿いの坂城の町に生まれました。そして今から25年前の1984年、生誕の地で47歳の地上生涯を終え、主のみもとに召されていかれました。
彼は小学校4年生の時に赤痢にかかり、高熱のために重度の脳性マヒのハンディを負うからだとなってしまいました。
その同じ町で伝道されていた宮尾隆邦牧師により信仰に導かれて彼は洗礼を受け、その信仰の証しは詩のことばとなりました。両手足ばかりでなく発声機能まで失ってしまった彼は、まばたきを伝達の手段として詩を生み出したのでした。
冒頭の詩は、彼がいかに復活の主を身近に感じていたかを証ししています。復活の主は、昇天に際し、「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」(新約聖書・マタイ28:20)と約束されたのです。
本日は、キリストの復活を祝うイースターです。
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