今週のメッセージ 2009.4.19

「週の初めの日」は“主の日”

 

「さて八日の後、弟子たちはまた家の中におり、トマスも一緒にいた。戸にはみな鍵がかけてあったのに、イエスが来て真ん中に立ち、『あなたがたに平和があるように』と言われた。」(新約聖書・ヨハネ20:26)

 

冒頭の聖句は、先週祝った主イエス・キリストの復活の出来事から1週間経った8日目の出来事を伝えています。

主イエスが復活されたのは「週の初めの日」の朝でした。それから八日目、再び「週の初めの日」がめぐってきました。するとどうでしょう。また復活の主がその姿を弟子たちの前に顕されたのです。このことから「週の初めの日」すなわち日曜日は“主の日”と呼ばれるようになり、復活し、目には見えなくても今も生きて働いておられる主に、礼拝を献げる聖なる日として他の曜日と区別されるようになって今日に至っているわけです。

「トマスも一緒にいた」とあります。というのは、1週間前、復活の主が最初に姿を顕された時は、トマスは一緒にいませんでした。そのために仲間から、わたしたちは主にお会いしたと聞かされても、彼はそんなことを誰が信じられるかと突っぱねたのでした。

しかし、再びめぐってきた「週の初めの日」、今度トマスは仲間たちと一緒にいたのでした。そして彼は、当初、主の掌の釘跡に、わき腹の槍跡に自分の指を差し込んで確かめるのでなければ、主の復活など信じられるか、と息巻いていましたが、いざ復活の主と実際にお会いすると、確かめるどころか、彼は、「私の主、わたしの神よ」(28節)と復活の主を信じ受け入れたのです。「主の日」に「一緒にいる」ことは大切です!

主日の礼拝の集まりに一緒にいることを心がけましょう!