今週のメッセージ 2009.6.7

派遣されるキリストの証人に力を付与する聖霊

 

イスラエルの全家は、はっきり知らなくてはなりません。あなたがたが十字架につけて殺したイエスを、神は主とし、またメシアとなさったのです。」(新約聖書・使徒言行録2:36)

これは、前回記しました使徒言行録が伝えるペンテコステの日の使徒ペトロのメッセージの1節です。降臨された聖霊は、ペトロを、“イエスは主、メシア”との信仰告白へ導くと同時に、彼をイスラエルの人たちに対するイエス・キリストの宣教へと導いていることがわかります。

聖霊のお働きに関して、あるグループは救いの御業に強調点を置いて語り、他のグループは伝道の業に強調点を置きます。しかし、どちらがどうと言うよりも、その両方が同じ位に強調されるべきなのです。

次の聖句は復活の主の弟子たちに対する派遣宣言のことばです。

「『父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす。』そう言ってから、彼らに息を吹きかけて言われた。『聖霊を受けなさい。』」(新約聖書・ヨハネによる福音書20:21b、22)

主の十字架と復活により救いを受けた弟子たちは、即、救い主を伝えるべく派遣されるのです。

いささか個人的になりますが、小生はプロテスタント宣教100周年の年(1959年)にそれを記念するハーマン伝道という伝道集会で救いを受けました。そして今年はプロテスタント宣教150周年の記念の年を迎えています。50年前に救いの恵みに与った者が、50年後、キリストを伝える伝道者として奉仕に携わらせていただいていることは、まことに聖霊の恵みです。聖霊の力を着せられて派遣されている者として、尚一層、宣教の業に励まねばと決意を新たにされているところです。ハレルヤ!