今週のメッセージ 2009.6.21

真に偉い人とは

 

あなたがたの中で偉くなりたい者は、皆に仕える者になり、いちばん上になりたい者は、皆の僕になりなさい。人の子が、仕えられるためではなく仕えるために、また、多くの人の身代金として自分の命を献げるために来たのと同じように。」(新約聖書・マタイ20:26b−28)

 

この御言葉は、福音の真理が世の中のそれとは全く逆さまであることを示す典型的なものです。

ある時、十二弟子の中の二人の兄弟ヤコブとヨハネの母親が主イエスに、あなたが王座にお着きになった暁には、是非息子たちをあなたの右と左の席に着けるようにして欲しいと頼んだのです。すると、このことを知った他の10人の弟子たちが腹を立てたのです。そんな背景の中で主が、あなたがたも知っているように、異邦人の間では支配者たちが民を支配し、偉い人たちが権力を振るっている。しかし、あなたがたの間では、そうであってはならない」(25,26節a)と前置きされて語られたのです。

わたしたちの教会の木曜日の聖書研究では現在、『人生を導く5つの目的』の第四番目、「あなたは仕えるために造られた」について学んでいます。先週のテーマは、「しもべのように考える」でした。

著者は言っています。そのためには“考え方の転換”“態度の変換”が求められると。そしてこのことは、自分が“日々格闘しているテーマ”であり、“繰り返し学ばなければならないレッスン”であると。

わたしたちの主イエスは、これを身を以って生きて下さった御蔭でわたしたちの救いの道が開かれたのです。救いに与ったわたしたちは、真に偉い人となることが神によって期待されているのです!