今週のメッセージ 2009.9.6

テントとビルディング

 

「わたしたちの地上の住みかである幕屋が滅びても、神によって建物が備えられていることを、わたしたちは知っています。人の手で造られたものではない天にある永遠の住みかです。」(新約聖書・Uコリント5:1)

For we know that if our earthly house, this tent, is destroyed, we have a building from God, a house not made with hands, eternal in the heavens.”(NKJV)

わたしたち人間は年齢を重ねていくにつれ肉体も衰えていきます。そしてやがて死を迎えることになります。冒頭の聖句は、死をはさんでその手前のからだが「地上の住みかである幕屋」として、死を超えた向こうのからだが“神による建物”、「天にある永遠の住みか」と表現しています。

邦訳の下に英訳(新欽定訳)も記しておきました。そこにおいては前者が「テント」、後者が「ビルディング」となっています。

この地上におけるわたしたちのからだはテントであり仮住まいなのです。しかし、このテントが死を迎えて壊れても、それですべてが消滅なのではない。死を超えた向こうに“神による建物”、「天にある永遠の住みか」である恒久的建物、ビルディングが備えられているのです。救い主イエス・キリストの復活はそのことを保証する出来事なのです。

ただし、そのビルディングを得るためには「キリストの裁きの座」を経なければなりません。下の聖句はそのことを告げているのです。そして要は、地上でのテント住まいの時に、キリストとどうかかわったかなのです。

「なぜなら、わたしたちは皆、キリストの裁きの座の前に立ち、善であれ悪であれ、めいめい体を住みかとしていたときに行ったことに応じて、報いを受けねばならないからです。」(同上10節)