今週のメッセージ 2009.10,4

一つの群れになる

わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる。...わたしには、この囲いに入っていないほかの羊もいる。その羊をも導かなければならない。その羊もわたしの声を聞き分ける。こうして、羊は一人の羊飼いに導かれ、一つの群れになる。」(ヨハネ10:11,16)

冒頭の「わたしは良い羊飼いである」は、ヨハネ福音書における主イエスさまの有名な自己宣言のひとつです。「良い羊飼いは羊のために命を捨てる」は、何故に「良い羊飼い」なのかの根拠としての十字架の贖いの死を予表するものです。

ここではその後につづくお言葉に注目したいと思います。主イエスさまは、わたしには、この囲いに入っていないほかの羊もいる」といわれています。これはユダヤ人から見た場合の異邦人を指します。そして主は、「その羊をも導かなければならない」といわれます。そして最終的には「こうして、羊は一人の羊飼いに導かれ、一つの群れになる」というのです。

宗教はいろいろあるもの。そして、信じようと信じまいと、また信じるにしてもどれを信じようとその人の自由、というのが特に日本では一般常識になっています。しかし、真の神は唯一であり、その神により、神のかたちに造られた人間は、その神のもとに帰るべきなのです。主イエスはそのための唯一の羊飼いであり、そのお方によって「一つの群れになる」のです。

「こうして、時が満ちるに及んで、救いの業が完成され、あらゆるものが、頭であるキリストのもとに一つにまとめられます。天にあるものも地にあるものもキリストのもとに一つにまとめられるのです。」(新約聖書・エフェソ1:10)