今週のメッセージ 2010.2.7

第一の復活・第二の死

 

「第一の復活にあずかる者は、幸いな者、聖なる者である。この者たちに対して、第二の死は何の力もない。」(ヨハネの黙示録20:6)

 

「第一の復活」という言葉は“第二の復活”(聖書中にそのような用語はありませんが)を連想させます。同様に「第二の死」は“第一の死“(同じくそのような用語は聖書中にありませんが)を連想させます。

事実、同じ『ヨハネの黙示録』の20章の終わりの部分に“第二の復活”に該当すると考えられることが次のように記されています。

「海は、その中にいた死者を外に出した。死と陰府も、その中にいた死者を出し、彼らはそれぞれその行いに応じて裁かれた。」(同13節)

この復活は、信じなかった者たちの最後の審判を受けるための復活なのです。

因みに「第一の復活」は、冒頭の聖句が示すように「第二の死」は何の力もない、殉教者をはじめ主を信じて死んだ者たちに約束されている、いわゆる「復活」を指しています。

他方、“第一の死“は、いわゆる死、すなわち肉体的死を意味します。そして「第二の死」については以下のように記されています。

「死も陰府も火の池に投げ込まれた。この火の池が第二の死である。その名が命の書に記されていない者は、火の池に投げこまれた。」(同14,15節)

従ってこの「第二の死」は永遠の死ともいうべきものです。

それに対し、「御子を信じる人は永遠の命を得ている」のです(ヨハネによる福音書3:36)。