今週のメッセージ 2010.5.9

キリストの昇天記念日

 

使徒言行録の13に、「イエスは苦難を受けた後、御自分が生きていることを、数々の証拠をもって使徒たちに示し、四十日にわたって彼らに現れ、神の国について話された」とあります。そこで今週の木曜日(13日)は実にそのキリストの昇天記念日なのです。

ところで、ローマ834に、「復活させられた方であるキリスト・イエスが、神の右に座っていて、わたしたちのために執り成してくださるのです」とあります。これはキリストの昇天により、わたしたちが天に執り成し手を持つに至ったことを示しています。

またヨハネ143には、「行ってあなたがたのために場所を用意したら、戻って来て、あなたがたをわたしのもとに迎える」とあります。わたしたちの究極的な行き場所・居場所はキリストのおられる天なのです。これもキリストの昇天により開かれた恵みの道です。

再び使徒言行録を見ると233に、「イエスは神の右に上げられ、約束された聖霊を御父から受けて注いでくださいました」とあり、昇天記念日からさらに10日後のペンテコステとして記念されている聖霊降臨は、昇天されたキリストの御蔭であることがわかります。

最後に、三度使徒言行録を見るならば、111において、「あなたがたから離れて天に上げられたイエスは、天に行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになる」とあり、キリストの再臨がはっきりと約束されています。そしてその再臨こそ、Uテモテ41にあるように、「生きている者と死んだ者を裁くために来られる」出来事なのです。

このようにキリストの昇天は、わたしたちに数々の恵みをもたらすすばらしい出来事に他ならならないのです!