今週のメッセージ 2010.9.19

「敬老の日」に因んで

 

明日は「敬老の日」。一昨日(9/17)の朝日新聞の投稿欄に、84歳になる方の書かれた「70年後も口ずさむ敬老の詩」掲載されていました。以下の詩は、その中に引用されていた「町の辻」と題されたものです。

 

 雪どけ道のぬかるみを

 杖にすがりてとぼとぼと

 歩み来たれる老婆あり

 ゆききの車馬のたえざれば

 向こうの側に行きかねつ

  ・・・(略)・・・

 米屋の小ぞうお得意へ

 米を運びし帰り道

 ひらりと下りて自転車を

 角の下駄屋にあずけ置き

 すぐに老婆をみちびきぬ

 「年の若きに感心な」

 かくいう声を後にして

 小ぞうは乗りぬ自転車に

 

投稿者が尋常小学校4年生の頃の国語読本に載っていたものだそうです。詩もさることながら、84歳のご高齢になるまで諳んじておられ、紹介して下さった投稿者に拍手です。

「夕べになっても光がある。」(旧約聖書・ゼカリヤ14:7)