今週のメッセージ 2010.12.5

再臨への待望と準備

 クリスマス・クランツの2本目のローソクに火が灯りました。

キリスト教会の暦はクリスマス(降誕日)、イースター(復活日)、ペンテコステ(聖霊降臨日)の三大祝祭日を中心に構成されていて、それら三つの祝祭日の前後に待望と準備、受容と展開の意味を持った期間が配置されています。従って、この待降節の期間は、クリスマスに向けての待望と準備の時となるわけですが、先週も記しましたようにクリスマスだけでなく「再臨」への待望と準備の期間でもあります。

聖書において、あの最初のクリスマスに「ひとたび」お出でになった(初臨)主イエスが、「ふたたび」お出でになる(再臨)ことが明確に約束されています。

 「あなたがたから離れて天に上げられたイエスは、天に行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになる。」(使徒言行録1:11)

また主イエスご自身も次のように警告されています。

 「だから、あなたがたも用意していなさい。人の子は思いがけない時に来るからである。」(マタイ24:44)

主イエスの筆頭弟子であったペトロも、その手紙の中で警告しています。

 「ある人たちは、遅いと考えているようですが、主は約束の実現を遅らせておられるのではありません。そうではなく、一人も滅びないで皆が悔い改めるようにと、あなたがたのために忍耐しておられるのです。主の日は盗人のようにやってきます。」(Uペトロ3:9)

故にわたしたちは、「主イエスよ、来てください」(黙示録22:20)と待望し、備えつつ生きるのです。