今週のメッセージ 2011.3.20

「想定外」にならないために

 

「その日、その時は、だれも知らない。天使たちも子も知らない。ただ、父だけが御存じである。人の子が来るのは、ノアの時と同じだからである。」(新約聖書・マタイ24:36,37)

3/11(金)14:46、三陸沖を震源として発生した地震は、国内観測史上最大のマグニチュード9.0。津波をも引き起こして広域にわたり大災害をもたらしました加えて福島原発の放射性物質の放出も相俟って世界最大規模の大震災として、ご存知のように連日テレビ・新聞等で報道され、そして今日ではや10日目です。死者の数もすでに阪神・淡路大震災を超えました。

テレビに登場する解説者が頻発している言葉があります。それは「想定外」。マグニチュード9.0の揺れ、被災の広域、津波の規模の大きさ、被災者の多さ、原発の放射性物質の放出等々いずれも確かに「想定外」といわざるを得ないでしょう。

ところで、冒頭の聖句は、主イエスがこの世の終末について語っておられる言葉です。そして、その日、その時の到来は、ノアの洪水の時がそうであったように、多くの人々にとって、いわば「想定外」の出来事になると警告されているのです。

では、「想定外」とならないやめにはどうしたらよいのでしょうか。

実は神は、わたしたちを愛して下さり、御子イエス・キリストによって救いの道を開いて下さっているのです。弟子のペトロは、「十字架にかかって、自らその身にわたしたちの罪を担ってくださいました。わたしたちが、罪に対して死んで、義によって生きるようになるためです。その受けた傷によって、あなたがたはいやされました」(Tペトロ2:24)と伝えています。

このキリストを信じることこそ、実は「想定外」脱出の唯一の道なのです。